こゆくておいしい２('A`)

Chen Guangbiaoという名の彼、自分の顔と「Good Person Chen Guangbiao」(俺いい人)と書かれた缶に台湾で採取したという空気を入れ、 大気汚染渦巻く中国国内で売っているとのこと。
価格は正規品だと４元から５元ということなので６０円～７０円というところでしょうか。
よくよく調べると、既に去年の９月辺りからこのビジネスに着手し、その時で１０万缶を製造していたそうです。

缶の話はこれだけ。しかしその後の彼の発言についてこう書かれていました。
「彼はこのビジネスやオーガニック食品を販売した金を尖閣諸島の為に働く人民解放軍の人々の為に寄付するつもり」と。

そこでさかのぼると、彼はアメリカも巻き込んだ渦中の人物であるという事が分かってきます。
缶ビジネスを開始する一ヶ月以上前、かれは３万ドルでニューヨークタイムズの半ページを使って尖閣諸島が中国のものであるという内容の広告を無理やりねじ込みます。
英語版と中国語版、共に掲載し、内容は以下の通り。
「"How would Americans feel, and what would America do, if Japan announced that Hawaii was its territory?"」
　”もしハワイが日本の領土だと日本が好評したらアメリカ人よ、どう思いどう行動する？”

広告には彼の写真が二枚入っており、彼が言うにはこの写真でアメリカのリーダー達も興味を持つだろうと言っています。

一方中国のネチズンの間では、彼の母国に対する忠誠心と愛国心を賞賛する者が居たり、
広告の下には彼の会社のメールアドレスや電話番号、住所などが書かれていた為、彼はこのようなやり方でアメリカでのビジネスの土台を固めるつもりなんだろうという意見があったようです。

４４歳の彼にとって周りの人間が彼の行動をとやかく言う事についてはなんとも思っていないようです。
そればかりか、彼は何百万元かの彼の資産を日本の新聞社に使って同じ広告を打とうと画策していると語っています。
ちなみに百万元で１５００万円くらいです。

そして彼は誓いを立てているらしく、それは今まで１０年でためてきた１００億元(約１５００億円)を使って尖閣諸島を１年間購入するという内容らしいです。中国が承諾する前提ですが。

いずれにせよ、この壮大な最終目標を実現するパワーを示すために派手な愛国パフォーマンスを繰り広げているのか、はたまたどこかの闇の力が後ろに存在するのか、分かりませんが実行してきている事もあり、話題になってもいるので心配ではあります。

相変わらずの中国で「そうこなくっちゃ」感もありますが。。

缶ビジネスとニューヨークタイムズに乗った写真はこの下にあります。

ニューヨークタイムズの広告


おまけ大気汚染画像の一部